介護職は趣味が仕事になりやすい職種であると言われています。
食事や入浴の介助に加えて介護現場で行われているレクリエーションが、介護スタッフの趣味を活かせる場所です。

介護施設でのレクリエーションは、使用機会が少なくなりやすい筋肉や脳の活性化を目的としたイベントで、運動を行うことで認知症を予防することができます。

介護施設で行われるレクリエーションには、お菓子作りや工作、カラオケなど趣味として介護スタッフが楽しめるものが多くあります。
これらの活動は指先を使うので、脳の機能も維持でき、手だけでなく創造性を高めるというメリットがあるのです。
ゲームを通じて集中力や競争意識を育み、精神的な刺激を得られるという魅力もあります。

効果的な介護を行うためには、介護を受ける側のニーズに合わせて柔軟に対応することが重要です。
介護施設で行われるレクリエーションも同様であり、新しいプログラムに慣れていない職員が柔軟な対応をするのは簡単なことではありません。

しかし自分の趣味や特技を活かせるレクリエーションプログラムを提供すると、介護スタッフも十分な余裕を持ち、施設にいる人1人ずつに気を配りやすくなります。

介護施設でレクリエーションを取り入れたくても、目的の活動に精通している介護スタッフがいないことでレクリエーションの実施を諦めている介護施設も少なくないのです。

そのため1つの趣味を極めている介護スタッフは、レクリエーション活動に積極的に関わることができる人材として重宝される傾向があります。